しらみずです。
およそ3年ぶりの更新となります。この3年、結婚したり大阪に家を買ったり娘が産まれたり色んな事がありました。子どもができるとほんとライフスタイルが変わる(変えざるをえない)もんですね。
今日は個人的に取り組んでいること=個人開発について書いてみます。
今作っているもの
具体的なサービス内容には触れませんが、カップル・夫婦のコミュニケーションをサポートするサービスを作っています。働きながらなので、勉強と企画に2年以上かかって、そこから設計とデザインに1年くらい、今やっと開発中でちょっと形になってきました。
FlutterとFirebaseを使って開発中で、モバイルアプリとしてリリースする予定です。
きっかけ
誰かと付き合っている中で、また夫婦生活の中でも、色々なことがあると思います。楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、イライラすること……その中でも、一番しんどいのはやっぱりイライラしたり喧嘩することで、その影響は私生活以外に及んでしまうこともあります。
私自身も色々とあり悩んでる時期があったのですが、そんな時に読んだ「ベスト・パートナーになるために: 男は火星から、女は金星からやってきた」という本に衝撃を受けまして。心理学者のジョン・グレイという人が書いているのですが、「なぜ男女の多くがこのようなコミュニケーションになるんだろう?」とモヤモヤしていた霧が晴れるような体験でした。
そこからカップルや夫婦間の課題や認知心理学、対人関係療法、家族療法など関連した本を色々と読んでいく中で、ひとりひとりが正しく学習したりサポートされる仕組みができることで、関係性を破滅させる喧嘩を防ぐことができるかもしれない、と考え始めました。
義務教育で教えてほしい
当然ながら、カップルの付き合い方とか男女の考え方の違いとか、学校ではあまり習わないんですよね。みんな両親の関係性やドラマや映画などを見ながら、はぁ、カップルとは、家族とはこんな感じなのかと価値観を作り上げてパートナーと関わっていきます。
ただその価値観、カップルが別れた理由としてよく「価値観の違いで~」と言うように、そもそも育ってきた環境が違うのだから価値観が違って当たり前なことだと理解している人はなかなかいないのが現状です。
価値観が近い人は存在しますが、結局いつかはズレに直面します。そのときどう対処するか、どう防ぐかを理解していないと、また喧嘩をして、それが破滅のきっかけになることもあります。そして原因が分からないまま、付き合って→別れてを繰り返したり、当たりのない価値観ガチャを引き続けるみたいな状態になります。
とはいえ、この分野をわざわざ時間かけて勉強するってなかなか現実的ではないし、本もわざとかってくらい難しい日本語で書かれているし、問題に直面しないと興味もなかなか湧かないものです。アメリカとかだと多くの州で夫婦・家族療法家の資格制度があったり、カップルセラピーも一般的ですが、日本では認知すらされていないのが現実だったりします。
なので、能動的に改善を促すのではなく、知らないうちにいい感じにしてくれるシステムがあったらいいな、と思いながらサービスを作っています。
サービスの作り
概念的にはこんな作りになるようにしています。
①コミュニケーションツールの提供
②コミュニケーションの促進
③コミュニケーションの質の向上

意味不明ですね。
長くなるので詳しくは書かないですが、③が一番悩ましい部分です。これまで夫婦やカップル向けのサービスは色々とありましたが、コミュニケーションの頻度や質にフォーカスしていたものはなかなかないので、これらの課題に対してどのように機能に落とし込むか、いろいろ試しながら実装しています。
以上、お仲間はいつでも募集中です!